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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月28日
企業12社が北アフリカ砂漠での太陽熱発電イニシアチブ設立へ
(デザーテック財団より)
ドイツ、ミュンヘン発─ドイツ銀行やシーメンスなど企業12社が7月13日、北アフリカの砂漠地帯における太陽熱発電所開設を目指し、技術的・経済的・政治的・社会的・環境的枠組みの分析および開発を目的とするデザーテック・インダストリアル・イニシアチブ(DESERTIC Industrial Initiative:DII)設立の覚書に署名した。このデザーテック構想では、「砂漠が持つエネルギーの潜在能力に世界のどの地域からもアクセスできるような、持続可能な電力供給」という展望を描いている。
DIIは、欧州における約15%および発電国における大部分の電力必要量を満たす発電を目指しており、そのための具体的な事業計画や関連する財務計画の策定と、中東・北アフリカ(MENA)地域全体に分散させてネットワーク化する多数の太陽熱発電所の建設に向けた準備等を行う。
DIIは企業にとってビジネス機会となるばかりでなく、多額の民間投資によるMENA地域の成長と発展機会の提供、海水淡水化プラントでの余剰電力活用によるMENA諸国への将来的な水供給の確保、二酸化炭素排出量の削減等、経済、社会、環境の各方面でも可能性があるという。
他のDII設立参画企業は、ABB、アベンゴア・ソーラー、セヴィタル、エーオン、HSHノルドバンク、マン・ソーラー・ミレニアム、ミュンヘン再保険会社、M+Wザンダー、RWE、ショット・ソーラー。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090728_1.html
企業12社が北アフリカ砂漠での太陽熱発電イニシアチブ設立へ