本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月30日
6月の世界の海面水温、過去最高値を記録
(米国海洋大気庁より)
米国海洋大気庁(NOAA)が7月17日に発表したところによると、2009年6月の世界の海面水温が、2005年に記録した過去最高値を更新していたことが、米国気候データセンターの分析により明らかになった。また、6月の世界の地上気温(陸上における地表付近の気温及び海面水温の平均)は、1880年の統計開始以来、史上2番目の高さを記録した。
2009年6月の世界の地上気温は、2005年の記録を下回ったものの、20世紀の平均値(摂氏15.5度)を摂氏0.62度上回った。また、2009年6月の世界の海面水温は、20世紀の平均値(摂氏16.4度)を摂氏0.59度上回り、過去最高値を記録した。
注目すべき現象として、アフリカにおける陸地の高温化が顕著である。シベリアや黒海、地中海沿岸の陸地もかなりの高温状態にある。一方で低温状態にあるのは、米国の大平原北部、カナダのプレーリー地域、中央アジア。
また、米国立雪氷データセンターの報告によると、6月の北極海の平均海氷面積は、1,150万平方キロメートルで、1979年から2000年の平均値を5.6%下回った。これに対し、6月の南極海の海氷面積は、1979年から2000年の平均値を3.9%上回った。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090730_1.html
6月の世界の海面水温、過去最高値を記録