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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月02日
研究報告:凍結した大量の炭素堆積物、気候変動の脅威になる可能性あり
カテゴリー:気候
(豪州連邦科学産業研究機構より)
北極や寒帯には大量の炭素が蓄積されているが、その量がこれまで考えられてきた量の倍以上あることが、カナダ農務・農産食品省や豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)などによる研究で明らかになった。CSIROグローバル・カーボン・プロジェクトが7月1日に発表した。
同研究によると、凍結した炭素堆積物の量は推定1兆5,000億トンで、これは大気にある炭素量の約2倍にあたるという。炭素を蓄積した永久凍土層は主に、カナダ、グリーンランド、カザフスタン、モンゴル、ロシア、スカンジナビア地方、米国などの北方地方に存在する。
本研究では、「永久凍土層に蓄積された炭素の溶解がどの程度気候変動を加速させるかについては不確実性が大きい」と指摘しているものの、参加したCSIROのペプ・キャナデル博士によると、「炭素堆積物の量の多さ、凍土溶解時に炭素堆積物の有機物質が温室効果ガスを即時放出すること、そして世界の中でも高緯度地方が最大の気温上昇を経験するという事実を考えると、永久凍土層に蓄積されている炭素が21世紀の気候変動において重要な役割を果たす可能性が高いことは、これまでのあらゆる調査で裏付けられている」という。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090802_1.html
研究報告:凍結した大量の炭素堆積物、気候変動の脅威になる可能性あり