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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月04日
カリフォルニア州 温暖化で果物とナッツの生産が危機に
(カリフォルニア大学デービス校より)
米国のカリフォルニア大学デービス校は7月21日、カリフォルニア州が果物とナッツの生産に適さなくなったと発表した。地球温暖化が進むにつれ、多くの樹木作物の成長に欠かせない気候要因である冬の寒さが、今世紀に50%以上弱まりそうだという。
研究はワシントン大学と共同で行われたもので、カリフォルニア州全域における冬の寒さを予想した初めての試み。研究では、カリフォルニア州で農業が盛んなセントラルバレーのいくつかの地域で、既に冬の寒さが30%近く弱まっていることが明らかになった。同校で環境資源科学を教えるミンファ・チャン教授は、「冬の寒さが弱まる速度によっては、カリフォルニアの果物とナッツ産業は壊滅してしまうかもしれない」と話す。
同州はおよそ12,000平方キロメートルで果物やナッツを栽培しており、生産総額は2007年に78億ドルを記録した。今後は、弱まった冬の寒さでも育つ新たな樹木作物を開発することが必要になるという。
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カリフォルニア州 温暖化で果物とナッツの生産が危機に