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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月05日
英国政府、鉄道電化事業に大規模投資へ
(英国運輸省より)
英国のブラウン首相とアドニス運輸大臣は7月23日、1980年代後半以来となる大規模な鉄道電化事業に、11億ポンドを投じる計画を明らかにした。具体的には、ロンドン~スウォンジー間、リバプール~マンチェスター間の路線を電化する。これにより、ウェールズの鉄道本線に初の電化路線が誕生する。
鉄道の電化は、移動時間の短縮、二酸化炭素の排出削減、信頼性の向上、座席数の増加など、乗客に真の恩恵をもたらす。また、国内における都市間・地域間交通の改善にもつながる。この事業は直ちに開始し、リバプール~マンチェスター間は4年以内に、ロンドン~スウォンジー間は8年以内に完成する予定。
現在、英国の鉄道の電化率は、わずか33%だが、この二つの路線の電化により、英国における電車を利用した移動の割合は、60%から67%に増加する予定。昨年度は、グレート・ウェスタン線の利用者だけでおよそ2,100万人に上り、リバプール・マンチェスター鉄道の利用者は100万人を超えていた。
「より良い英国を築くために、我々は大胆かつ革新的、前向きでなければならない。そして、我が国の交通インフラ、雇用、産業に堂々と投資するべきだ。この鉄道電化事業は、21世紀の交通システムの構築に必要不可欠である」とブラウン首相は述べている。
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英国政府、鉄道電化事業に大規模投資へ