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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月08日
オーストラリア 世界遺産に気候変動の危機
(オーストラリア政府より)
オーストラリア政府は8月2日、国内にある17の世界遺産について、気候変動による危機が今後高まる見込みであることを発表した。同日発表された最新報告書で明らかになった。
17の世界遺産は、シドニー・オペラハウス、グレート・バリア・リーフ、カカドゥ国立公園、ロードハウ諸島、タスマニア原生国立公園、グレーター・ブルーマウンテンズ地域などで、気候変動影響に特に脆弱な場所であることが確認された。懸念される気候変動影響には、降雨量の減少、海水面と地表面の温度上昇、深刻化する暴風雨、海洋酸性化、海面上昇などが挙げられている。
今回の報告書は世界遺産への気候変動影響に踏み込んだ初めての包括的な報告書。オーストラリアのピーター・ギャレット環境・国家遺産・芸術大臣は、「世界遺産が崩壊すれば、オーストラリアの地域社会や国際社会は取り返しのつかない損失を被ることになる。将来世代のために世界遺産を確実に守るよう、われわれは今すぐ行動しなければならない」と話した。
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オーストラリア 世界遺産に気候変動の危機