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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月11日
英国政府、「低炭素移行計画」を発表
(英国エネルギー気候変動省より)
英国政府は7月15日、自国を恒久的な低炭素軌道に乗せ、経済機会、成長、雇用を最大限に拡大するための包括的な「英国の低炭素移行計画」を発表した。
同計画は、2020年までに1990年比で温室効果ガス排出量34%削減という国内目標を達成するための筋書きを描いたもの。同国は34%のうち、ロンドン規模の都市4つ分の排出量に相当する21%の削減をすでに実現している。
「よりクリーンで、環境に優しく、豊かな生活拠点への変身」を経済計画の中心に据えた同国は、2020年に向けて下記の目標を掲げた。
・120万人以上のグリーン雇用
・エネルギー効率改善のための住宅700万件の全面改築
・150万世帯以上のクリーン電力による自家発電化
・再生可能エネルギー、原子力、クリーン石炭利用による電力源40%の低炭素化
・ガス輸入量の半減
・平均的な新車からの二酸化炭素排出量40%低減化
この計画は、費用効果の高い排出量削減路線を取り、平均光熱費は2015年まで現行水準を上回らないようにするなど、全体的な消費者への負担を最低限に抑える予定だという。また、「今回発表された移行計画は、主要先進国の中でも、気候変動対策としては最も計画性があり、12月にコペンハーゲンで開催される国連気候変動会議に向け、他国への基準を設定している」という。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090811_1.html
英国政府、「低炭素移行計画」を発表