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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月13日
研究報告:「炭素排出量削減目標を厳しく設定しなければ、苦しい将来を迎える」
カテゴリー:気候
(オーストラリア国立大学より)
オーストラリア国立大学は7月31日、「先進国はコペンハーゲン会議の交渉に向けて、炭素排出量削減目標をより厳しく設定しなければ、将来、削減目標を達成することが不可能になる」と発表した。同大学の最新研究で明らかになった。
研究は、同大学の気候変動法・政策センター(ANU Centre for Climate Law and Policy)のアンドリュー・マッキントッシュ氏が、45の二酸化炭素(CO2)排出シナリオを用いて行った。その結果、もし先進国が「2020年までに1990年よりも10~20%削減する」という削減目標を続けたら、2020年以降は「2050年までに80%を削減する」という目標を設定せざるを得なくなるだろうと推測された。「2050年までに80%」というのは、最近のG8サミットで採択された首脳宣言と同じ。
マッキントッシュ氏は、もし先進国が2020年と2050年の削減目標を引き上げなければ、「危険な気候変動」が回避できなくなる恐れがあると述べている。
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研究報告:「炭素排出量削減目標を厳しく設定しなければ、苦しい将来を迎える」