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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月18日
欧州:2009年の森林火災被害 2008年の記録を既に上回る
(欧州連合より)
ベルギー、ブリュッセル発―欧州連合(EU)は8月10日、2009年に入ってから既にEU域内の20万ヘクタールが森林火災により燃焼したと報じた。欧州森林火災情報システム(European Forest Fire Information System:EFFIS)の推定によるもので、2008年の燃焼総面積18万ヘクタールを上回っている。EFFISは、衛星画像を用いて、少なくとも40ヘクタール規模の森林火災で燃焼した面積を地図上に毎日更新、依然として高い森林火災の危険性を引き続き監視する。
今年は、6月後半に極度の火災が発生しやすい気象条件となったため、スペインとイタリアが最も影響を受けているという。また、その両国ほどでもないにせよ、フランスやギリシャ、ポルトガルも深刻な影響を受けている。3月には、乾燥した天候と強風にあおられ、ポルトガルとスペイン北西部で数件の異常火災が発生し、推定2万5,000ヘクタールが燃焼した。
現在の予測によると、多くの地中海地域において、ここ数日間の火災の危険性は非常に高いままだという。7月末の警報レベルにまでは達しないまでも、局地的に著しい悪影響が予想されている。
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欧州:2009年の森林火災被害 2008年の記録を既に上回る