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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月25日
米国の化石燃料からのCO2排出量、2009年は5%削減の見込み
(米エネルギー省エネルギー効率・再生可能エネルギー局より)
米国における化石燃料からの二酸化炭素(CO2)排出量は、2009年には5%の削減となる見通しであることが、米国エネルギー省のエネルギー情報局(EIA)が8月11日に発表した報告書で示された。エネルギーに関する短期的な見通しをまとめたこの報告書「Short-Term Energy Outlook」は、今回初めてエネルギー関連CO2の年間排出量の予測を行った。
経済不況は一般的には良くないことではあるが、産業界のエネルギー消費や人々の自動車利用が低下することで温室効果ガス排出削減には効果が大きい。米国では2008年にエネルギー関連のCO2排出量が3.2%減少したが、今年はこの傾向がさらに強まるとしている。
種類別の数字では、2009年の石油によるCO2排出量は4%減少すると予想されている。自動車燃料の消費は横ばいであるが、ジェット燃料や燃料油の消費削減が大きな要因となっている。天然ガスは、発電量の減少により2.3%の排出量削減が見込まれ、石炭は、産業利用の減少、電力会社の他燃料への切り替えにより7.9%の削減とみている。
しかしながら、2010年には、経済の好転に伴いエネルギー関連のCO2排出量は0.7%増加すると見込まれている。
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米国の化石燃料からのCO2排出量、2009年は5%削減の見込み