（中国環境保護部より）

中国環境保護部（ＭＥＰ：Ministry of Environmental Protection）は７月29日、自動車の排出管理を強化するための通達を発行した。通達は、大気汚染抑制対策について北京市人民政府が出した声明を伝える通達（Circular on Forwarding the Announcement of Beijing Municipal People's Government on Air Pollution Control Measures） と、北京市内に入る車の環境ラベル管理を強化するための通達（Circular on Strengthened Management of Environmental Labels for Vehicles Entering Beijing）。どちらも北京市内に入る車の環境ラベルを管理する必要性を記している。

通達では、車の排出量によって、自動車の環境ラベルを緑色と黄色に区別した。緑ラベルは、国家基準Ⅰを上回るガソリン車と国家基準Ⅲまでのディーゼル車を対象に発行。どちらも環境上の標準検査を合格したことになる。その他の車は黄色ラベルで、低速のトラック、オート三輪、トラクター、オートバイは含まれていない。

北京市内に入る車の運転手は、６月１日から登録機関で排出許可と環境ラベルを申請できることになっている。また環境ラベル管理をまだ実施していない地域でも、その地域の排出基準に応じて、環境検査を通過した車に排出許可と環境ラベルを発行できる。ＭＥＰは今後、ラベル発行について地方政府を調査し、結果を発表する計画にしている。

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