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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年08月29日
世界で最も多様性に富む海洋生態系を守るために緊急行動が必要
(コンサベーション・インターナショナルより)
自然生態系と人間とのかかわりという観点から環境問題の解決に取り組んでいる国際的な非営利組織「コンサベーション・インターナショナル」は8月5日、世界で最も生物多様性に富む海洋生態系が気候変動のために危機にさらされており、それを保護するためには緊急行動が必要であると発表した。
これは、ベルデ島水路への気候変動影響を評価することを目的に、コンサベーション・インターナショナルが企画した科学者の会合で明らかになったもの。同日、会合の結果が発表された。
ベルデ島水路は、フィリピンにあるサンゴ礁が豊富な小さな航路で、世界の海洋のあらゆる場所のうち、海洋生物種が最も多いところと言われている。しかし、今回集まった科学者チームによると、過剰な資源利用と気候変動影響によってベルデ島水路の生物生息地が脅かされているという。
科学者チームは、このたびの会合で明らかになったこととして、
(1)海洋温度上昇によりサンゴの白化現象が発生していること
(2)海面上昇によりサンゴが水中で死滅していること
(3)嵐が激化し、発生率も高まっているため、沿岸居住地や観光業だけでなく、海洋に棲む生物種の生息地にも影響が及んでいること
を指摘している。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090829_1.html
世界で最も多様性に富む海洋生態系を守るために緊急行動が必要