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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年09月19日
中国寧波市 太陽光でゴミを堆肥に
(寧波市より)
中国寧波市の9月1日付けのリリースによると、喜洲町の農村部では、太陽光で生ゴミを堆肥化する新方式が順調に進んでいるという。生ゴミを減らし、堆肥としてリサイクルするという新たなゴミ処理方式では、現在、生ゴミの80%が堆肥化されている。寧波市環境保護局は市全体でこの方式を促進したい考え。
この方式では、腐敗しやすい生ゴミを処理室に入れ、ガラスの屋根を通して太陽光線を生ゴミに浸透させる。処理室には、臭気を吸収する活性炭を入れる。「太陽エネルギー有機ゴミ処理システム」(Solar Energy Organic Garbage Disposal System)と呼ばれるこの方式は昨年10月から稼動しており、110トンの生ゴミのうち80%(*)を堆肥化、残り21トンの生ゴミが外部に輸送され処理されている。
喜洲町では現在、25の村がこのゴミ処理システムを導入しており、今年末までには35の村で導入予定。喜洲町職員によると、従来のゴミ回収方式に比べると新方式はコストがずいぶん安く、設置費用の130万元(約1,700万円)は2年ほどで元が取れる。さらに、このシステムで作られた堆肥は村民に人気があるという。
(*)文脈上、原文の数字に誤記があると判断し「80%」に訂正した。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090919_1.html
中国寧波市 太陽光でゴミを堆肥に