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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年09月29日
国連報告書:気候変動の影響、予測よりも速く大きい
(国連環境計画より)
米国ワシントンDC/ケニア、ナイロビ発-国連環境計画(UNEP)は9月24日、「気候変動科学概要2009年(Climate Change Science Compendium 2009)」と題する報告書を発行した。
同報告書によると、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最新報告書で示される多くの予測の上限に近づきつつあることが明らかになった。
地球システム、氷、海洋、生態系、管理という5つのカテゴリーで構成される同報告書は、過去3年間に、論文審査のある文献として、または研究機関から発行された、地球システムと気候変動に関する400の主な科学的貢献を再検討したもの。
海水による二酸化炭素の吸収と海洋の酸性化との関連性やそれが貝類やサンゴ礁に与える影響、予測以上の速さの氷河の消失、数年もしくは数十年以内に後戻り不可能な閾値に到達する可能性など、指摘されている。
報告書の前書きでは、潘基文国連事務総長が、「『気候変動科学概要2009年』は警鐘である。もはや迷っている時ではない」と述べた。
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国連報告書:気候変動の影響、予測よりも速く大きい