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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年10月19日
報告書:インドネシア 泥炭地損失で炭素排出量が急増
(国際湿地保全連合より)
湿地資源と生物多様性の維持と復元を目的とするNGO「国際湿地保全連合(本部:オランダ)」は、9月21日付けのリリースで、インドネシアが世界第3位の温室効果ガス排出国であることを明らかにする数字を同国政府が発表したと報じた。同国の温室効果ガス排出量の80%が森林破壊と泥炭地の損失によるという。泥炭地の劣化に取り組む必要性を強く主張してきた同連合は、インドネシア政府がこの問題を承認したことを歓迎している。
同国の「気候変動に関する国家委員会」の報告書によると、インドネシアは年間23億トン(二酸化炭素換算)もの温室効果ガスを排出しており、そのほとんどが二酸化炭素。これは世界中の排出量の8%に相当する。さらに懸念されるのは、2030年には36億トンに増加すると予想されていることで、全排出量のうち45%が乾燥して、劣化した泥炭地からのもの、35%が森林破壊によるものだという。また報告書では、泥炭地からの炭素排出を防ぐ、あるいは食い止めることの費用効果の高さが明示されている。
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報告書:インドネシア 泥炭地損失で炭素排出量が急増