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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年11月04日
家畜からの温室効果ガス排出量--これまでの推計は過小評価
(ワールドウォッチ研究所より)
米国、ワシントンDC発-米国のワールドウォッチ研究所は10月20日、最新号のワールドウォッチマガジンに掲載された「仮邦題:家畜と気候変動」(Livestock and Climate Change)について伝えた。この論文によると、食用家畜のライフサイクルとサプライチェーンからの温室効果ガス排出量は、大幅に過小評価されているという。
これまで広く引用されてきた国連食糧農業機関(FAO)の2006年報告書では、世界の温室効果ガス年間排出量の18%が畜産からのものだと推計している。しかしながら、今回の研究では、家畜とその副産物からの二酸化炭素排出量は少なくとも年間326億トンで、世界の年間排出量の51%に上るとしている。
論文の著者らは、畜産製品を大豆を主体にした類似食品などに置き換えることが最善の気候変動対策になると結論付け、さらに、「この方法は、化石燃料を再生可能エネルギーに転換する方法よりも迅速な効果が得られる」と述べている。
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家畜からの温室効果ガス排出量--これまでの推計は過小評価