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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年11月15日
キリマンジャロの雪が激減、失われる可能性も
カテゴリー:気候
(オハイオ州立大学より)
米国、オハイオ州コロンバス発―米国のオハイオ州立大学は11月2日、タンザニアのキリマンジャロ山頂上に残る氷原が、あと20年のうちに消失する恐れがあると発表した。20年がもっと早まる可能性もあるという。同山の氷原についての最新調査で明らかになった。
調査結果によると、この氷の消失を招いている主な原因は、世界的な気温上昇による可能性が高い。雲量や降水量の変化も一因として考えられるが、特にここ数十年の間では、あまり大きな要因にはなっていないという。
今回の調査は、氷の体積の減少量を計算した初めての調査。2000年から2007年までで、量の減少とほぼ同じように厚さも薄くなっていることが分かった。また、1912年に同山を覆っていた氷の85%が2007年までに消失しており、現在では、2000年に同じ場所で観測された氷の26%が消失していることが明らかになった。
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キリマンジャロの雪が激減、失われる可能性も