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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年11月24日
気候変動に脆弱な国々、カーボン・ニュートラルを目指す
(ENSより)
モルディブ、バンドス島発-11月9日と10日の2日間、気候変動の悪影響に最も脆弱な国の指導者たちが、モルディブのバンドス島で初の会合を開いた。気候変動に脆弱な国々が、適応策と環境に配慮した開発を必要としていることを資金援助国にアピールし、財政支援を求める考え。
会合には、氷河の融解が進むネパール、洪水で被災したバングラデシュ、水没の危機にあるモルディブやキリバス、台風で被災したフィリピンなどから国家元首や閣僚が出席。モルディブのモハメド・ナシード大統領は開会式で、「我々は、気候変動と最前線で戦っている国である」と述べた。
今年初め、モルディブは、今後10年以内にカーボン・ニュートラル国家になると宣言。ナシード大統領は、会合の参加国にこの取り組みに加わるよう要請した。参加国は、カーボン・ニュートラルを目指す意思を表明したが、目標達成には財政的支援が不可欠である。
本会合で採択された最終宣言の中で、脆弱国は先進国に対し、2015年まで毎年、国内総生産(GDP)の少なくとも1.5%相当の公的資金を提供し、途上国における低炭素経済への移行を支援するよう要請している。同宣言は、12月7日よりコペンハーゲンで開催される、気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に提出される予定。
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気候変動に脆弱な国々、カーボン・ニュートラルを目指す