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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年11月30日
先進国は途上国への低炭素技術移転費用を負担すべき:研究論文
(オックスフォード大学より)
英国のオックスフォード大学は11月12日、危険な気候変動を回避するためには、低炭素技術を途上国へ移転するための増分費用を先進国が負担すべきだとする論文について伝えた。同大学の研究者らによるこの論文は、中国やインドのような途上国に対して、高効率の低炭素技術を移転することが、コペンハーゲンでの国際合意達成の鍵となると論じている。
世界の気温上昇を2℃以内に抑えるには2050年までに総排出量を半減する必要があるが、現在の予想では、2050年までに45%増加し、その増加の90%以上は途上国からの排出になるだろうと論文は指摘している。
論文では、取り組むべき分野の例として、石炭火力発電所に焦点を当て、「排出量を安定化させるための最も緊急の課題」だと述べている。そして、先進国が負担すべき技術移転のための費用は、「低炭素技術・資金供与ファシリティー」のような機構を設立することで可能になるとしている。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20091130_1.html
先進国は途上国への低炭素技術移転費用を負担すべき:研究論文