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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年12月03日
研究報告:海洋の炭素吸収力が低下
カテゴリー:気候
(コロンビア大学地球研究所より)
米国のコロンビア大学地球研究所は11月18日、「海洋が人為的に発生した炭素を吸収する力が落ち込んでいるかもしれない」とする研究結果を発表した。1765年から2008年までの海洋における年間炭素吸収量をまとめた初の研究によるもの。
海洋は、人間が大気に排出する二酸化炭素(CO2)の1/4以上を吸収しており、気候の調節には大きな役割を果たしている。今回の研究は、産業化が進んだ時代におけるこの海洋のメカニズムを初めて数字に表したもので、現在の海洋の炭素吸収力が排出量の増加に追いついていないことを示唆する結果となった。同研究所は、今回の結果について、「今後の気候に大きな関連性を持つ」としている。
研究チームの推測によれば、海洋が昨年一年間に吸収した化石燃料由来のCO2は23億トン。しかし、全体の炭素排出量は急速に増えており、化石燃料燃焼による炭素排出量に対する海洋の炭素吸収量は、2000年以降、10%も低下した可能性があるという。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20091203_1.html
研究報告:海洋の炭素吸収力が低下