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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年12月04日
研究報告:気候変動でアフリカの内戦が50%増加する恐れあり
(米カリフォルニア州立大学バークレー校より)
米国、カリフォルニア州バークレー発―米国カリフォルニア州立大学バークレー校の研究者チームは11月23日、米国科学アカデミー紀要(PNAS)オンライン版で、2030年にはサハラ砂漠以南のサブサハラ・アフリカで、気候変動が原因の内戦の可能性が1990年比で約55%増えることを示す研究報告を発表した。
同研究は、スタンフォード大学、ニューヨーク大学、ハーバード大学との共同で、気候変動と内戦のリスクに関する量的証拠としては初めて。アフリカの各国政府や対外援助国に対して、アフリカの気候変動適応を手助けするための政策の追加や拡張で、支援を加速化させるように求めている。
今回、サブサハラ・アフリカでの内戦に関する過去のデータと、大陸全体の降雨量と気温の記録について調べたところ、1980年から2002年の間で、気温が平均よりも1度高い年は、内戦の発生率が50%近く高かったことが明らかになった。さらに、この結果をもとに、今後予測される気温と降雨量の変化から、将来的に起こると予想される内戦について定量化された。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20091204_1.html
研究報告:気候変動でアフリカの内戦が50%増加する恐れあり