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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年12月24日
コペンハーゲン合意:中途半端な文書と不明瞭な内容
(世界自然保護基金より)
デンマーク、コペンハーゲン発-世界自然保護基金(WWF)は12月19日、コペンハーゲンで開かれていた国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)は失敗の一歩手前で終わり、気候変動の脅威に対処するにはあまりにも弱すぎる成果だった、と語った。
コペンハーゲン合意の草案は、断固とした気候変動対策に向けた法的枠組みづくりとは程遠い内容。「我々が2年間の交渉の末に手にしたものは、中途半端な文書と不明瞭な内容だった」と、WWFグローバル気候変動イニシアチブ・リーダーのキム・カーステンセン氏は語る。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測では、2017年をピークに世界の温室効果ガス排出を削減する必要があるにもかかわらず、合意文書では、”できるだけ早く”排出を削減する、と曖昧に表現されている。さらに、各国の削減公約は、必要とされている削減量には依然として遠く及ばない状況である。
「我々は落胆しているが、ストーリーはまだ続いている。今回の会議の最後の交渉では、市民団体が信じがたいほどに締め出された。しかし今後は、WWFを始めとする市民団体が、交渉のすべての段階に参加し続けることを世界に約束する」と、カーステンセン氏は述べている。
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コペンハーゲン合意:中途半端な文書と不明瞭な内容