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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年12月28日
NASA、地球観測衛星アクアのデータによる最近の研究成果を発表
カテゴリー:気候
(ジェット推進研究所より)
米国、ワシントン発―米国航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は12月15日、NASAの地球観測衛星アクア(Aqua)に搭載された大気赤外サウンダ(AIRS)装置のデータをもとにした温室効果ガスや気候に関するこれまでの研究成果を、サンフランシスコで開催の米国地球物理学連合の会議で発表した。
AIRSは、地上から5-12キロメートル上空の対流圏中層での二酸化炭素(CO2)濃度、分布、移動を7年以上測定している。これは、観測だけに基づいた初の地球規模のCO2データとなっており、航空機測定や地上観測との検証も広範囲に行われている。
JPLのAIRS科学チームのリーダーMoustafa Chahine氏は、「AIRSのデータは、いくつかの重要な発見をもたらした」と語る。例えば、以前の想定ではCO2は対流圏で混ざり合っているとされてきたが、そうではなく、塊り状の部分があって分布が均一でないという。
また、「CO2の増加による温暖化は、水蒸気によってさらに強まるだろうとする気候モデルの予測が、AIRSによる気温と水蒸気の測定によって確かめられた」と米国のテキサスA&M大学の気候科学者アンドリュー・デスラー氏は述べる。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20091228_1.html
NASA、地球観測衛星アクアのデータによる最近の研究成果を発表