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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年12月30日
研究報告:大西洋岸沿いで海面上昇が進んでいる
カテゴリー:気候
(ペンシルベニア大学より)
米国、ペンシルベニア州フィラデルフィア発―米国のペンシルベニア大学は12月2日、20世紀中における米国大西洋岸沿いの海面上昇率が過去4,000年の上昇率に比べて2ミリメートル高かったことを明らかにした。同大学が率いる国際的科学者チームが発表したもの。
20世紀より前の海面上昇は海岸の沈降によるものだが、米国大西洋岸の堆積物コアを利用した今回の研究では、地殻変動でかなりの空間的な変化があったことが明らかになり、ニュージャージー、デラウェア、メリーランドの各州の中部大西洋沿岸で北部と南部の2倍の沈降が見られた。海岸の沈降によって海面上昇がさらに進む。それが海岸線の浸食や湿地の損失につながり、沿岸部の住民を脅かしている。
今回の研究は海面上昇を初めて実証したものとなった。研究者によれば、これはグリーンランド氷床の融解と海洋温度の上昇に関連している可能性があるという。
DSR指標= DSR指標とは?
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研究報告:大西洋岸沿いで海面上昇が進んでいる