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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年01月10日
研究報告:葉食性サル 気候変動で絶滅の恐れ
(オックスフォード大学より)
英国のオックスフォード大学は2009年12月18日、気候変動が原因で、サル絶滅の危機が高まるだろうとする最新の研究結果を発表した。
研究は、オックスフォード大学と、同じく英国のボーンマス大学、ローハンプトン大学が共同で行ったもの。葉食性のアフリカのサル(類人猿を含む)が年間2℃の気温上昇で絶滅する恐れがあることを明らかにしたほか、絶滅の危機が最も高いサル種は、既に危険にさらされているゴリラとコロブス(オナガザル科コロブス亜科のサル:原文URLの写真)であることも示唆している。
報告書は、食生活と休息に必要と予測される時間をベースに、現在と今後の霊長類の個体数を比較しながらその分布を示した。ほとんどの霊長類は暑さに適応するが、暑くなりすぎれば避難して休息する。今回の研究で、休息の時間には、「動物が食べる葉の割合」「気温変化」「年平均気温」の3つが大きく影響することが分かった。こうした要因が重なれば、影響を受けやすいサル種は絶滅に向かうという。
研究チームは、コロブスのような葉を主食とするサルなど、アフリカに生息する旧世界サル(Old World monkey)が打撃を受ける2℃の気温上昇で、南米に生息する新世界サル(New World monkey)への影響はほとんどないが、その南米のサル種も気温が4℃上昇すれば存続が危うくなると警告している。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100110_1.html
研究報告:葉食性サル 気候変動で絶滅の恐れ