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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年01月22日
「生物多様性は気候変動の解決策の一環」─国際生物多様性年、開幕
(生物多様性条約事務局より)
カナダ、モントリオール発─生物多様性条約事務局長のアーメッド・ジョグラフ氏は1月12日、ドイツで開催された「国際生物多様性年」開幕を祝う式典で、「気候変動は実際の問題で、生物多様性は解決策の一環であり、そのゆえに多面的な政治的生態学の全要素である」と語った。
ドイツのメルケル首相は、同条約締結国会議の現議長国を代表して、「生物多様性の保全は、気候保護と同じ特徴を持っている。今の流れを逆転させなければならない。それも、『いつかそのうち』ではなく、『今すぐに』」と話した。
2010年は1年を通し、生物多様性喪失の現状と傾向の報告書が科学者によってまとめられる予定。5月には、現状と傾向の最新データと、「2010年目標」後に各国政府が進むべき最善の道を示した政策提言などが盛り込まれた地球規模生物多様性概況第3版が発行される。これらの提言は、10月に名古屋市で開催される締結国会議(COP10)で、生物多様性の喪失を食い止めるための新戦略計画や採択が予定されている新目標に関する議論に寄与するとされている。
日本からは田島一成環境副大臣が出席し、「このような重要な年に日本が議長国を務める。わが国はこの会議を成功させる決意である」と語った。
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「生物多様性は気候変動の解決策の一環」─国際生物多様性年、開幕