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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年01月25日
英FTSE 100社調査:エネルギー、電力、原材料部門はもっと積極的な削減目標を
(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトより)
主要企業の気候変動関連情報を集めた最大のデータベースを持つ非営利組織カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)は1月7日、CDPの2009年データをもとに調査した英国のFTSE 100社(ロンドン証券取引所に上場している上位100社)の排出量削減目標に関する報告書を発表した。
英国では、2008年気候変動法により、2050年までに温室効果ガスの排出を1990年比で80%削減するという国の目標を設定している。報告書によると、英国が気候変動法で定めた2020年までの中期目標を達成するには年2.4%の削減が必要となるが、FTSE 100社の目標の平均削減率は年2.5%であった。
しかしながら、FTSE 100社のうちの24社にすぎないエネルギー、電力、原材料部門の企業をみると、排出量ではFTSE 100社全体の87%を占めているにもかかわらず、その平均削減率は年1.2%にすぎなかった。
CDPのポール・ディケンソンCEOは、「エネルギー、電力、原材料部門は、もっと積極的な削減目標を設定することが重要だ。個々には高い削減目標を持つ企業もあるが、部門全体としての平均は、英国政府の目標からは後れをとっている」と語る。
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英FTSE 100社調査:エネルギー、電力、原材料部門はもっと積極的な削減目標を