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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年01月30日
国際的な排出量算定ツールの新しい基準--企業60社が参加して実地テスト
カテゴリー:経済
(世界資源研究所より)
米国、ワシントンDC発―国際的な温室効果ガス排出量算定ツールである「温室効果ガス(GHG)プロトコル」の新しい2つの基準を、企業60社が実際に利用して行う実地テストが1月20日にスタートした。これは、世界資源研究所(WRI)が同日発表したもの。
WRIと、持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)が中心となって作成したGHGプロトコルの新しい基準は、製品のライフサイクルを通じた排出量算定と報告に関する基準と、もう一つは、スコープ3(企業のバリューチェーン)の排出量算定と報告に関する基準。
WRIのジョナサン・ラッシュ所長は、「新しい基準の実地テストに参加したいという民間部門からの大きな反応に力付けられた。世界中の広範囲にわたる業種や地域から120を超える応募があった」と述べている。この実地テストを通じて、さまざまな部門、規模、地域の企業や組織が実際に基準を適用できるようにするためのフィードバックが得られる。
この2つの基準の最終版は、2010年12月に発表される予定。
(注)GHGプロトコルについては、下記の参考資料を参照した。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100130_1.html
国際的な排出量算定ツールの新しい基準--企業60社が参加して実地テスト