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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年02月15日
排出量削減の短期的な最善策は従来型自動車の小型軽量化
(オックスフォード大学より)
英国のオックスフォード大学は1月15日、炭素排出量を短期的に削減する最善策は、ガソリンやディーゼルを燃料とする従来型自動車の大幅な小型化と軽量化を図ることだ、とする調査報告書を発表した。
『モビリティ・ロードマップの将来(Future of Mobility Roadmap)』と題された報告書では、低炭素型の陸運・海運・空輸の将来性について評価している。それによると、バッテリー寿命の限界や、水素自動車の触媒として使われるプラチナが高価であるなどの理由から、電気自動車や水素自動車は何年にもわたってニッチ商品に留まる可能性が高いことがわかった。
同報告書は、輸送部門からの排出量を削減する「特効薬」的解決策をメーカー頼みにするよりも、行動の変革を提言。消費者が大型車を買わないようになれば、メーカーはより小さな車を生産するようになるため、購買力を通してメーカーに影響を与えるよう消費者に促している。
また、政府に対しては、効率の悪い大型車の運転手に高い税金を課し、その税収を公共交通機関の改善や自転車利用や徒歩を促進する措置に再投資すべきと強く勧めている。
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排出量削減の短期的な最善策は従来型自動車の小型軽量化