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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年03月14日
アフリカの炭素市場:進展しているが、再生可能エネルギーの活用はまだ不十分
(国連環境計画より)
ケニア、ナイロビ発―国連環境計画(UNEP)は3月3日、アフリカの炭素市場に関する評価報告書を発表した。これは、第2回アフリカ・カーボン・フォーラムが同日からケニアのナイロビで開催されるのに合わせて、UNEPのRisoeセンターがまとめたもの。
報告書によると、アフリカでは、廃棄物埋め立て地のメタンを利用した発電や、バイオマス・エネルギー、水力発電、森林再生、風力発電などの分野で120を超える炭素市場プロジェクトが実施、または予定されているという。しかしながら、世界の他の地域と比較するとアフリカは遅れをとっており、クリーンエネルギーの可能性はまだ十分には活用されていない。
京都議定書に基づくクリーン開発メカニズム(CDM)のプロジェクトの伸びは、アフリカの中でも国ごとにばらつきがあり、エジプトや南アフリカのような比較的大きな国がプロジェクトの大半を占めている。また、ケニアとウガンダがここ数年プロジェクトの件数を急増させているが、これは例外といえる。アフリカ大陸の他の多くの国々では、プロジェクト件数が1つか2つであり、赤道ギニア共和国など数カ国ではゼロとなっている。
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アフリカの炭素市場:進展しているが、再生可能エネルギーの活用はまだ不十分