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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年04月07日
コペンハーゲン合意への排出削減目標、気温上昇を2度以下に抑える道筋へと大きく前進
(国連環境計画より)
英国、ロンドン発-英国のグランサム気候変動・環境研究所と国連環境計画(UNEP)は3月25日、コペンハーゲン合意の下で各国が提出した温室効果ガス削減目標は、地球の平均気温が2度以上上昇するのを抑える可能性のある道へと世界を大きく導くが、さらなる前進が必要との分析結果をまとめた。
ニコラス・スターン氏、クリストファー・テイラー氏、およびUNEPが作成した報告書は、コペンハーゲン合意に基づいて提出された温室効果ガス削減計画を各国が実現させた場合、世界全体の年間排出量は、2020年におよそ480億トン(二酸化炭素換算)になると結論づけている。
気候変動の抑制に必要な目標値、440億トンには及ばないものの、2020年以降の数十年間に、より厳しく、犠牲を伴う方法で、少なくとも毎年4%の排出削減が達成できれば、気温上昇を2度以下に抑える目標にまだ手が届くという。
これまでに、108カ国がコペンハーゲン合意に賛同し、地球全体の温室効果ガス排出量の8割以上を占める74カ国が、同合意の付表に記された削減目標と行動計画を提出している。「提出された目標の達成と意思の実現は、”何も手を打たない現状維持”の排出から、大きな一歩を踏み出すことを意味する」と、スターン氏は述べている。
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コペンハーゲン合意への排出削減目標、気温上昇を2度以下に抑える道筋へと大きく前進