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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年04月14日
ミシガン州立大学:「中国とインド両国は地球環境のために協力しなければならない」
カテゴリー:社会
(ミシガン州立大学より)
米国、ミシガン州イーストランシング発―ミシガン州立大学は3月18日、経済と人口が大きく成長している中国とインドは、今後何年にもわたって地球環境に強い影響を与えるだろうと報じた。これは、同大学のJianguo (Jack) Liu教授とそのチームによるもので、「(中国とインドは)両国間の政治的関係が緊張しているものの、地球温暖化、森林破壊、水不足などの環境問題を抑制するために協働することが重要だ」としている。
Liu教授は、「世界のほかの国では景気が後退していても、中国とインドでは経済成長が続いており、原料消費量が増加している。両国間の協力は、環境の悪影響を緩和するのに不可欠だ」と述べる。3月19日付けのサイエンス誌に掲載された「中国、インドとその環境」("China, India and the Environment")の中では、両国間の政治的障壁を解消する一助として、科学面で協力すべきだと主張している。
同教授によると、水利用は今後、両国にとってますます困難な課題となり、慎重な協力が必要となる。多くの河川が中国とインド両国を流れているため、どちらかの国が、水力発電を目的として過剰なダム建設をすれば、もう一方の国の下流では水不足が生じることになる可能性が高いという。教授は、「両国が力を合わせない場合、影響を被るのは中国とインドだけにとどまらない」と語っている。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100414_1.html
ミシガン州立大学:「中国とインド両国は地球環境のために協力しなければならない」