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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年04月20日
WFP、タジキスタンで貧困層と環境に成果もたらす植林事業を実施
(世界食糧計画より)
タジキスタン、ドゥシャンベ発─世界食糧計画(WFP)は4月7日、ユニークな気候変動対策事業として、タジキスタン最大の植林事業に乗り出したと発表した。同事業は、飢餓状態の貧困層に未来の食料源を提供するだけでなく、WFPのカーボンフットプリントの一部のオフセットを可能にする。
同事業では、国内でも食糧不安状態にある西部と東部の村に暮らす弱者世帯へ、アプリコットやアーモンド等の苗木を1世帯につき約40本提供、合計約6万3,000本の果樹が栽培される。苗木を受け取った世帯は、栽培方法を学ぶ研修を受ける間、WFPから食糧供給を受ける。果樹に実がなるまで約3年かかるが、自家用だけでなく販売にまわす分もできるほどの量が収穫できると見込まれている。
この事業には、果樹栽培の研修指導者の派遣や初めて果樹栽培する世帯への土地貸与などでタジキスタン森林庁(Forestry Agency)も協力している。
WFPは国連児童基金(ユニセフ)と提携し、東部の中学校50校で環境意識向上プログラムも実施。生徒の名入りプレート付きのリンゴ等の木1本を約1万人の生徒一人ひとりに提供した。各生徒はもらった木の栽培を任され、その過程で土壌の侵食防止における木の役割を学ぶ。
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WFP、タジキスタンで貧困層と環境に成果もたらす植林事業を実施