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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年04月25日
国連報告書:酪農業、世界全体の温室効果ガス排出量の4%を占める
カテゴリー:経済
(国連食糧農業機関より)
イタリア、ローマ発-国連食糧農業機関(FAO)は4月20付けのリリースで、FAOの新しい報告書によると、酪農部門は、世界全体の人為的な温室効果ガス排出量の約4%を占めると述べた。これには、乳製品の生産、加工、輸送だけでなく、酪農システムで使用された動物で生産された食肉に関連する排出量が含まれている。
食肉生産を除いた、牛乳の生産、加工、輸送のみでは、世界全体の人為的な温室効果ガス排出量の2.7%を占める。
2007年に酪農部門は、19億6,900万トンの二酸化炭素等価(CO2eq)を排出し、そのうち、13億2,800万トンは牛乳、1億5,100万トンは処理された乳畜から生産された食肉、4億9,000万トンは酪農部門で食肉用に飼育された子牛が占めていた。
FAOの報告書「酪農部門からの温室効果ガス排出量(Greenhouse gas emissions from the dairy sector)」は、遊牧から集約酪農経営まで、すべての主な牛乳生産システムを対象としている。酪農業で使用される投入物(肥料、農薬、飼料)の生産と輸送、農場での排出量、牛乳の加工と包装及び牛乳製品の小売業者への輸送に関連する排出量など、酪農の食物連鎖全体に注目している。
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国連報告書:酪農業、世界全体の温室効果ガス排出量の4%を占める