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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年05月04日
モロッコ、アラブ世界初の地球憲章を作成
(ENSより)
モロッコ、ラバト発-モロッコ王国は4月22日、アースデイ40周年の記念式典で、アフリカおよびアラブ世界では初となる、環境と持続可能な発展に向けた国家憲章を発表した。同憲章は、モハメッド6世国王の陣頭指揮の下、全国規模の国民参加型の協議プロセスを経て作成された。
式典では、環境保護分野における5つの国際協定への署名が行われた。また、閣僚からは、森林の過剰伐採が引き起こす砂漠化の修復、海洋生態系を保護する人工岩礁の設置、埋立地から発生するメタンガスを利用したクリーンエネルギー発電など、将来のさまざまな環境プロジェクトが紹介された。
同国は、2020年までに、国内の総発電設備に占める再生可能エネルギーの割合を42%にする予定。最近では、グリーン・エコノミーの構築に向け、太陽エネルギーに90億ドルの投資を行った。このプロジェクトによって、1年あたり370万トンの二酸化炭素排出量が削減される見込み。
非営利の環境保護団体、アースデイ・ネットワークのキャサリン・ロジャース代表は次のように述べている。「モロッコは、アフリカと中東の文化が交差する場所。画期的な環境対策で周辺地域をリードし、アースデイ以降も、何百万という人々に、それぞれが環境に対して責任を負っていることを自覚させるだろう」。
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モロッコ、アラブ世界初の地球憲章を作成