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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年05月19日
米運輸省:「米国の温室効果ガス削減における運輸部門の役割は大きい」
(米国運輸省より)
米国運輸省は4月22日、同日発行した最新報告書を発表し、運輸による温室効果ガス排出量を削減するには、「低炭素型の燃料を使う」、「車の燃費を向上させる」、「システム効率を改善する」、「高レベルの炭素排出量を伴う移動を減らす」など、多くの戦略が利用できることを明らかにした。
報告書によると、米国の温室効果ガス総排出量の29%(世界の同排出量の5%)が、国内を走る車の燃料燃焼による。このうち、合計59%が軽量自動車、19%が貨物輸送トラック、12%が飛行機から排出されている。米国では1990年から2007年にかけ、運輸部門からの温室効果ガス排出量が27%増えたという。
報告書は戦略の具体的な分析をまとめている。主な結果は次のとおり。
・高燃費のガソリン車は、車一台につき、排出量を8~30%減らせる可能性がある(ハイブリッド車なら26~54%、プラグインハイブリッド車は46~75%)。
・NextGen(次世代航空輸送システム)計画による技術を利用した直行便を増やし、離着陸の効率向上を図ることで、航空による温室効果ガスの排出量を、2025年までに最大10%削減できる可能性がある。
・「公共交通機関の改善」、「交通戦略と土地利用の戦略の連携」、「徒歩や自転車の機会の増加」など、複数の戦略を組み合わせることで車の走行距離を減らせば、運輸による温室効果ガスの排出量は、2030年までに5~17%減る可能性がある。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100519_1.html
米運輸省:「米国の温室効果ガス削減における運輸部門の役割は大きい」