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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年05月21日
国連環境計画:「持続可能な観光のためのグローバル・パートナーシップ」を発足
(国連環境計画より)
米国、ニューヨーク発―国連環境計画(UNEP)は5月12日、世界中の観光を、環境、社会、経済の各面で持続可能なものにするための国際的な取り組み、「持続可能な観光のためのグローバル・パートナーシップ」(Global Partnership for Sustainable Tourism)の発足を発表した。当面はフランス政府が、その後はUNEPが主導していく。
UNEPのアヒム・シュタイナー事務局長は、「(観光において)うまく管理された新たな開発事業は、世界の国々が、低炭素型で資源効率に優れたグリーン経済に向かう一助として、大きな役割を果たす。そうなれば、環境上のメリットだけでなく、かなりの社会的・経済的な利益がもたらされうる」と述べた。
観光分野は、大きく雇用を創出する分野で、世界のGDPのおよそ5%を占めてもいる。また、同分野における年間投資額は、世界全体の10%以上、いくつかの途上国では50%にも及んでいる。その経済波及効果は強力であるため、観光はグリーン経済への移行に大きな役割を果たすことができるという。
今回発足したパートナーシップは、観光分野における世界各地の成功例を特定し、広め、その成功例をほかの地域でも適用できるように計画されており、「気候変動」「環境と生物多様性」「文化遺産と自然遺産」などへの取り組みを通して、国や地域などあらゆるレベルにおける政策や観光プロジェクト、観光分野での投資家のネットワークに焦点を当てていく。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100521_1.html
国連環境計画:「持続可能な観光のためのグローバル・パートナーシップ」を発足