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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年05月30日
EU ETS参加企業:2009年の排出量は前年比11.6%減
(欧州連合より)
ベルギー、ブリュッセル発―欧州排出量取引制度(EU ETS)に参加している企業が2009年に排出した温室効果ガスの排出量は、二酸化炭素換算で合計18億7,300万トンで、前年比11.6%の減少となった。欧州連合(EU)が5月18日、加盟国のレジストリー(国別登録簿)の記録に基づいて発表した。
この排出量減少の要因としては、(1)景気後退による経済活動の停滞、(2)2009年を通じて天然ガスの価格が低かったため、排出量の多い石炭よりガスが発電用として好まれた、(3)EU ETSの第2取引期間(2008年-2012年)の炭素価格が企業の行動に変化をもたらし排出量削減に向かわせた、などが挙げられる。
EU ETSは、第3取引期間(2013年-2020年)から大幅に変更される予定。排出量取引指令を改定する法律は、EU気候変動およびエネルギーパッケージの一部として2009年4月23日に採択された。
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EU ETS参加企業:2009年の排出量は前年比11.6%減