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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年06月01日
研究報告:熱帯雨林の保護、貧困の解消に役立つ
(ジョージア州立大学より)
米国、ジョージア州アトランタ発-米国ジョージア州立大学は5月25日付けのリリースで、国立公園や自然保護区の熱帯雨林の保全と土地の保護が、途上国2カ国で貧困の解消につながったことを示す研究報告について発表した。
「コスタリカとタイで保護区が貧困を解消した(Protected areas reduced poverty in Costa Rica and Thailand)」と題する同研究は、ジョージア州立大学のアンドリュー・ヤング公共政策学校経済学部のポール・J・フェラーロ準教授ほか4名の共同執筆者によって、米国科学アカデミー紀要で発表されたもの。コスタリカとタイで1985年とそれ以前に設立された公園や保護区の付近に住む貧困層への長期的な影響について調査した。
農地や森林などの資源を取り上げることは、貧困を悪化させるという社会通念に反する論理だが、フェラーロ氏は、「結果は驚くべきものだった」と述べた。
著者たちは、観光業と新しい道路などのインフラが新しい経済機会をもたらしたことで、多様な地域の保全は貧困層の支援につながったのかもしれないと推測している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100601_1.html
研究報告:熱帯雨林の保護、貧困の解消に役立つ