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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年06月02日
2009年の世界の炭素市場、1,440億ドルへ成長
(世界銀行より)
ドイツ、ケルン発-世界銀行より5月26日に、「炭素市場の現状と動向2010(State and Trends of the Carbon Market 2010)」が発表され、2009年の世界の炭素取引が1,440億ドルに達し、前年比で6%増加したことが明らかになった。
欧州連合の域内排出権取引(EU-ETS)は、世界の炭素市場での機動力的な地位を維持し、2009年には総額1,180億ドルの価値に相当する、60億以上のEU排出枠(EUA)が取引された。一方で、プロジェクトを基盤とした取引は、2009年に54%減の34億ドルに減少し、クリーン開発メカニズム(CDM)は59%減の推定27億ドルまで減少した。つまり、平均価格12.7ドルで、二酸化炭素換算で2億トンをやや上回る量が取引されたことになる。
遵守のために利用可能な共同実施(JI)及びCDMのプロジェクトで発行されたクレジット(ERU、CER)によるオフセットに関する予想が、ますます重苦しくなるにつれて、京都議定書の遵守が必要な国々は、大規模で予測可能な資産を求めて、初期割当量(AAU)に目を向けた。AAUの市場は、2009年に20億ドルに達し、前年比で驚くべき7倍の成長を遂げた。
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2009年の世界の炭素市場、1,440億ドルへ成長