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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年06月03日
報告書:航空分野のCO2排出量、2050年には2倍から3倍に
(米国化学会より)
米国化学会(ACS)は5月26日、航空分野からの温室効果ガス排出は地球温暖化の大きな要因となると予測する研究について伝えた。「将来への飛行:2050年へ向けた航空排出量のシナリオ」(Flying into the Future: Aviation Emissions Scenarios to 2050)と題するこの研究は、ACSの学術誌「環境科学と技術」(Environmental Science & Technology)に掲載された。
コンピュータ・モデルによるこの研究では、航空分野の二酸化炭素(CO2)排出量は、2050年までに2倍から3倍になると予測しており、2100年には最大で現在のレベルの7倍に増加する可能性があるという。研究では、「航空機技術や運航管理により、燃料効率は大幅に向上してきているが、航空交通の増加の方が上回っている」と指摘している。
現在、国際航空からの排出量(航空機排出量の60%にあたる)は、世界のCO2排出量全体の2%から3%を占めており、京都議定書の対象に含まれていない。
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報告書:航空分野のCO2排出量、2050年には2倍から3倍に