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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年06月11日
生物多様性の損失、貧困、気候変動に立ち向かうための新ビジョンに、世界各国が合意
(生物の多様性に関する条約HPより)
カナダ、モントリオール発―ケニア・ナイロビの国連環境計画(UNEP)本部で開かれた、生物の多様性に関する条約(Convention on Biological Diversity:以下、生物多様性条約)の会議で、世界の豊かな生物多様性の損失を食い止め、貧困を緩和し、気候変動に立ち向かう国際的戦略の枠組みが合意に達した。UNEPが5月28日、同条約のHPで明らかにした。
今回が3回目となった生物多様性条約の発効を検討する作業部会(Working Group on Review of Implementation of the Convention on Biological Diversity)に向け、各国の代表者が議論を重ねてきた結果、このたび戦略的な計画と財政支援の準備に関する条約の草案がまとまった。この草案は、今年9月にニューヨークでの国際会議で議論された後、10月には日本で開催される名古屋生物多様性サミットで採択される見通し。
今回の会議のドイツのフラスバルト議長は、会議の結果に満足感を示し、「生物多様性を守る取組みを成功させるには、明確な戦略と十分な財源が必要だ。今回の会議の結果は、締約国会議(COP)に対して、『国際社会が、戦略と財源の両方を提供する準備を整えた』という強力なシグナルを送るだろう」と語った。
また、同条約のアフメド・ジョグラフ事務局長は、「(今回)各国政府と、生物の命を守ろうとするパートナーとの間で、新たな協力体制が必要だということ、そしてそれが可能であることが実証された。これにより、今年名古屋で国際的な同盟を確立するための道が開かれた」と述べた。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100611_1.html
生物多様性の損失、貧困、気候変動に立ち向かうための新ビジョンに、世界各国が合意