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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20100620

研究報告:温暖化により、バルト海の塩分濃度が高まる

カテゴリー:気候, 生態系

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(ヨーテボリ大学より)

スウェーデンのヨーテボリ大学は5月20日付けのリリースで、「気候変動により、河川の流量が減少し、バルト海の塩分濃度が高まるだろう」との調査結果を発表した。

科学界では長い間、「温暖化で河川の流量が増加するため、バルト海の塩分濃度は低下する」と考えられてきたが、このたび同大学の新たな調査で、それとは逆の結果になる可能性が明らかになった。調査にあたった同大学のダニエル・ハンソン氏は、「バルト海の生態系にとっては、非常に重大なこと」と話す。汽水域であるバルト海の生態系は独特で外部からの影響を受けやすく、海洋性と淡水性の生物種が入り混じっている。

調査では、過去500年の気候データを分析し、16世紀以降にバルト海に流れ込んだ淡水の流量を推測した。その結果、暖かい時期にはバルト海の淡水量が少なくなることが分かったため、将来温暖化が進めば、河川の流量が減少し、塩分濃度が高まる可能性が出てきた。また、「気候が暖かくなると、バルト海の北部と西部では降水量が増え、南部では減少する」という局部的な差異も判明したが、降水量の減少幅のほうが大きいため、バルト海全域の塩分濃度は高まるという。

バルト海の生態系は、海水と淡水の微妙なバランスで保たれているため、塩分濃度が高まると同海の生態系には大きな影響が及ぶ可能性がある。ハンソン氏は、「塩分濃度の高くなった海洋は、一部の動植物種には有利だが、その他の生物種には問題となる。このことが全体の生態系を破壊しかねない」と述べている。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100620_1.html
研究報告:温暖化により、バルト海の塩分濃度が高まる

 
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