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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年06月28日
国連報告:日本の途上国への技術移転が温室効果ガス排出量を削減する
(国際連合情報サービスより)
ウィーン/東京発―国連工業開発機関(UNIDO)のユムケラー事務局長は6月16日、エネルギー効率と気候変動緩和に関する世界的な取り組みにおいて、技術移転が重要な要素であり、日本はこの点においてリーダー的な役割を果たすことができると述べた。
同日、ユムケラー事務局長は、日本外国人特派員協会で、同氏が議長を務める「国連事務総長のエネルギー及び気候変動に関する諮問グループ(AGECC)」が作成した「持続可能な未来のためのエネルギー(Energy for a Sustainable Future)」と題する報告書を発表した。
ユムケラー事務局長によると、現在のエネルギーシステムが世界各地の貧しい人々の需要を満たすことができず、約26億人が調理で従来からのバイオマスに依存しており、16億人が電力へのアクセスを持たない。
ユムケラー事務局長は、「低排出量の化石燃料に基づいた技術は、特に途上国にとって今後も重要なエネルギー源になるだろう。日本は非常に効率のよい石炭火力発電技術を持っており、途上国を手助けすることができる」と述べた。
推定では、この技術が中国、インド、米国の既存の石炭火力発電所に適用されると、温室効果ガス排出量は13億トンも削減することが可能である。この排出量は日本の年間温室効果ガス排出量(*)に匹敵する。
(*)日本の温室効果ガス排出量については、以下の国立環境研究所のサイトを参考にし、「年間温室効果ガス排出量」とした。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2010/20100415/20100415.html
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100628_1.html
国連報告:日本の途上国への技術移転が温室効果ガス排出量を削減する