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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年07月25日
報告書:明るい色の屋根や道路面は地球温暖化対策として効果あり
(ローレンス・バークレー国立研究所より)
米国のローレンス・バークレー国立研究所(LBNL)は7月19日、屋根や道路の舗装面を太陽光の反射率が高い明るい色にすることで、ヒートアイランド現象のような都市部の気温上昇を抑え、さらには、世界の二酸化炭素(CO2)排出量の削減にも役立つとする研究論文について伝えた。
LBNLの科学者らによるこの研究は、NASAゴダード宇宙科学研究所の詳細な地表モデルを使っており、人口100万人以上の都市の屋根材や舗装面の反射率を高めることで、570億トンのCO2をオフセットできるとしている。
この研究をうけ、米国エネルギー省のスティーブン・チュー長官は同日、エネルギー省の施設や建物の屋根にこの「クールルーフ」を大幅に取り入れることを発表した。さらに同長官は、他の連邦機関に対しても、同様の取り組みをするよう呼び掛けた。
今回の研究は、LBNLが2008年に発表した研究のフォローアップとなるもの。「クールルーフ」に関しては、最近、米国国立大気研究センター(NCAR)も論文を発表している。NCARの研究では、異なるモデルを使いながらも同じような結果となっている。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100725_1.html
報告書:明るい色の屋根や道路面は地球温暖化対策として効果あり