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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年08月07日
報告書:米国の電力会社はクリーンエネルギーや効率化に取り組むべき
(セリーズより)
米国、マサチューセッツ州ボストン発―機関投資家や環境団体、公益団体などから成る連合組織セリーズ(Ceres)は7月8日、米国の電力事業者が21世紀に競争力を維持するためには、クリーンエネルギーやエネルギー効率化に取り組むべきだとする報告書を発表した。
気候変動や、再生可能エネルギー技術の進展、炭素コスト、不安定な化石燃料価格などさまざまな要因により、電力業界は新しいビジネスモデルへの転換を迫られている。セリーズのミンディ・ラバー代表は、「これまでのように大規模な化石燃料発電所を建設して電力供給を拡大していくというパラダイムは、急速に時代遅れになっている」と述べる。
この報告書は、電力業界に影響を与える動向や、克服すべき問題点、電力会社がとるべき行動などをまとめている。電力業界の急速な変化に対応するための具体的な提案として、報告書は次のような点を指摘している。
・企業全体を通じて炭素排出量を管理し、そのコストとリスクを炭素削減シナリオに反映させる
・費用効果の高いエネルギー効率化を進める
・費用効果の高い再生可能エネルギー源を発電に組み入れていく
・スマートグリッド技術を導入する
・確実で、透明性の高い資源計画を行う
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この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100807_1.html
報告書:米国の電力会社はクリーンエネルギーや効率化に取り組むべき