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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年08月16日
グリーンランドの氷河から巨大な氷の島が分離
(デラウェア大学より)
米国、デラウェア大学の研究者が8月6日、グリーンランドのペテアマン氷河から、マンハッタン島の4倍の大きさの”氷の島”が分離したと伝えた。北極では、1962年以来の大規模な氷塊の喪失となる。
ペテアマン氷河は、グリーンランドに残る二大氷河の一つで、先端部は海に浮かぶ棚氷となっており、この氷河が、グリーンランド氷床と海を直接つないでいる。8月5日に撮影された衛星画像は、ペテアマン氷河の全長70kmに及ぶ棚氷のうち、およそ1/4が失われた様子を捉えている。
新しくできた氷の島の面積は、約260平方キロメートルで、厚みは、エンパイアステートビルの高さの半分に達する。「この氷の島には、全米で使用される水道水の120日分に相当する淡水が含まれている」と、同大学地球・海洋・環境学部のAndreas Muenchow准教授は語る。
氷の島はやがて、グリーンランド北部とカナダの境界に位置するナレス海峡に入るものとみられている。「氷の島は、陸とつながり、海峡をふさぐ可能性がある。あるいは、海流に乗って南に進みながら、小さく砕け散るかもしれない。その後、バフィン島沿岸やラブラドル海を流れ、2年以内に大西洋に到達することも考えられる」と、Muenchow准教授は話している。
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グリーンランドの氷河から巨大な氷の島が分離