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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年08月17日
人間による気候変動への対応から世界を救う
(コンサベーション・インターナショナルより)
米国、バージニア州アーリントン発-コンサベーション・インターナショナル(CI)は8月6日、人類の気候変動への対処方法が、適切な計画に基づいていなければ、気候変動そのものよりも大きな被害を世界の多くの地域にもたらすかもしれないと述べる新しい重大な研究を発表した。
「気候変動:人間による対応から自然が生き残る手助けをする(Climate change: helping nature survive the human response)」と題する論文は、CIのウィル・ターナー博士と主要な科学者チームが行ったもので、同日に「Conservation Letters」誌で発表された。今回の研究では、温室効果ガス排出量の削減に向けた取り組みと、気候変動への適応のために人々がとる可能性がある行動の両方について調査され、これらが地球の生態系に及ぼしかねない影響が評価されている。
ターナー博士は、「大局的に物事を捉えず、細部のみを見ていると、貧弱な対処方法を選んでしまう」と述べた。
同論文によると、地球上に残された熱帯雨林の1/5が、1メートルの海面上昇によって浸水する恐れのある人間居住地から50キロメートル以内にある。こうした熱帯雨林は、薪、建材、食料など重要な資源の供給源として魅力的であり、海面上昇によって移住を余儀なくされる人々が移り住むだろう。「絶滅ゼロ同盟」に指定された地区(最後の個体となった種も含まれる)の約半分もこれらの地域内にある。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100817_1.html
人間による気候変動への対応から世界を救う