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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年08月19日
カンクン会議に向け、気候変動交渉の加速を:WWF
(世界自然保護基金より)
ドイツ、ボン発-8月6日、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の特別作業部会がドイツ・ボンで閉幕したのを受け、世界自然保護基金(WWF)は、各国政府に対し、交渉を加速しなければ、年末のカンクン会議で前進するための重大なチャンスを無駄にしてしまうと警告した。
「各国政府は、メキシコ・カンクンで開催される国連気候変動会議(COP16)において、適応、資金、森林伐採防止の分野で前進することができるし、そうしなければならない。しかし、今はより一層の努力を重ね、意見が一致する分野を本気で見つけ出さなければならない」と、WWFグローバル気候変動イニシアチブ(Global Climate Initiative)のリーダー、ゴードン・シェパード氏は強調する。
「密室で行われた議論が、問題を適切に進展させていないことを知り、懸念している。緩和の議論は後退すらしており、対立が深まっている。我々には、のんびりと交渉している余裕などない。もっとペースを上げなければ、交渉プロセスにおけるすべての勢いを失ってしまうだろう」と、シェパード氏は言う。
中国・天津で開催される次回の特別作業部会は、COP16でのより良い国際合意に向けて、各国政府が懸案事項を解決する最後のチャンスである。カンクンでの合意内容は、来年のCOP17で採択される法的枠組みへの重要な足がかりとなる。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100819_1.html
カンクン会議に向け、気候変動交渉の加速を:WWF