本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年08月26日
気候変動の予測と一致:ロシアの干ばつ、パキスタンと中国の洪水、米国の猛暑
カテゴリー:気候
(憂慮する科学者同盟より)
憂慮する科学者同盟(UCS)は8月12日付けリリースで、2010年の夏に世界各地で見られた破壊的な熱波、火災、洪水は、科学者たちによると、気温の上昇、世界のいくつかの地域での豪雨の増加、その他の地域での干ばつなど、地球温暖化に起因する傾向と一致していると述べた。
パキスタンでは、記録的な洪水により1,000人を超える死亡者と多数の避難民が出ている。ロシアでは、数十年ぶりの最悪の干ばつにより山火事が発生してモスクワの一日当たりの死亡者数が2倍の約700人に達している。中国では、集中豪雨により、大規模な洪水と地滑りが発生し、3,000人以上が死亡している。米国では、6月に15州以上が熱波の影響を受け、東海岸の複数の都市では、7月に記録的な熱波が発生した。ロードアイランド州とデラウェア州では、同月に観測史上最高の暑さを記録している。
UCSの気候科学者のブレンダ・エクワゼル氏は、「長年、気候科学者たちは、世界各地での集中的な熱波、干ばつ、大雨の可能性について警告してきた。激しい気象は、過去数十年間に十分に文書で証明された気候変動の傾向と一致している。地球温暖化を引き起こす排出量を大幅に削減しなければ、さらに多くの異常気象が発生するだろう」と述べた。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100826_1.html
気候変動の予測と一致:ロシアの干ばつ、パキスタンと中国の洪水、米国の猛暑